[英語・外国語] 単語カード・単語帳は効果的なの?

こんにちは、けんてぃーです。

英単語や外国語の単語を覚えるために、単語カードを使ったことはありますか?

「使ったことはあるけどあまり良いイメージがないなあ。。。」と思ってはいませんか?

もし、単語カードに悪いイメージを持っているとしたら、今までの使い方が間違っていたのかもしれません。

単語カードは上手に使えば効果的に単語を覚えられるツールなのです!

これは第二言語習得理論(SLA)の研究でもその効果が証明されています。

今回はその単語カードの効果的な使い方についてお話します。

 

悪い使い方

まずは一度、単語カードのあまり効果的でない使い方を紹介しますね。

  1. 誰かが作った、あるいは市販の単語カードを使う
  2. 英語(外国語)→日本語の方向でしか学習しない
  3. 単語カードを作って満足あるいは疲れてしまい復習はほとんどしない

 

これらがいわゆる”悪い”使い方です。

ではどうしたら効果的に使えるのでしょうか?

 

効果的な単語カードの使い方

  1. 既製品や他の誰かが作ったものではなくオリジナルのものを作り学習する
  2. 英語(外国語)→日本語 だけでなく、日本語→英語(外国語)の方向でも学習する
  3. 単語カードを作るのに時間をかけず、学習に時間をかける

つまり、上にあげた悪い使い方の逆をすれば良いわけですね。

以上が単語カードを使って効果的に単語を学習する方法です。

それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

1. 単語カードはオリジナルのものを使う

単語カードは自分で作るのが前提です。もちろん誰かが作ってくれたものを使用すれば時間効率が良さそうに思えますが、単語カードのセットを”作る”ことにも学習効果があるのです。自分でカードを作ることにより「この単語のスペルはこれ」、「こういう発音でこういう意味」、という確認をひとつひとつ行うことができます。他の誰かが作ったものや市販の単語カードではこのプロセスがありません。さらに、自分で作ることによりその単語を自分と関連付けることができます。Fluent Foreverというベストセラーの著者、Gabriel Wynerも単語カードを自分で作り、自分と関連付けることの重要性について語っています。例えば”chien”(フランス語で「犬」)を覚えようと単語カードを作る際、犬を飼ったことがある方なら自分の飼っていた犬を思い浮かべながら学習することでさらに効果が高まるのです。以上のことから、単語カードはあくまで自分で作るということを念頭に置いておきましょう。

2. 両方向の学習をする

単語カードを使って学習する場合、基本的には表に英語(外国語)裏に意味を書いて使用します。単語カードの良いところは、学習するときに毎回「思い出す」という作業をしなければならない点です。上で紹介したGabriel Wynerも著作で”Don’t review it, recall it”と述べています。”review”は日本語だと「復習」などと訳されますが、ちょっとこれでは大雑把な訳ですね。”re-“「再び」”-view”「見る」なので、「再見、再読」がここではしっくりくると思います。例えば、”ciudad”(スペイン語)という単語を覚える際に、”ciudad – 街”というペアを何度も「再見」するだけでは学習効果はかなり薄くなってしまいます。効果的に学習したければ、”ciudad”を見て、どういう意味だったか「思い出す」という行為が重要です。このことはすでにSLAの研究だけでなく脳科学の分野でも定説になっています。

さて、「両方向の学習をする」と書きましたが、ここでは「単語を見て意味を答える」という方向の学習と「意味を見て単語を答える」という方向の学習、両方をしましょうということです。両方することにより学習効果が高まります。ただし、どちらかしか出来ない場合は”productive”の方向、つまり「意味を見て、単語を答える」方向の学習をするといいとSLAの研究者は述べています。

3. 学習に時間を費やす

単語カードを作るのは意外と大変で作っただけで満足してしまい、そのあとほとんど学習しない。。。なんて経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか?僕自身、昔は何度もやっていました。当たり前ですが、作るだけでは単語は覚えられません。重要なのはいかに効率的に作り、学習に多くの時間を費やすかです。

効率的に単語カードを作成するという点でとても優れているのがQuizletというオンラインサービスです。アプリもあります。具体的なQuizletの使い方はコチラの記事で紹介しているのでぜひ活用してみてください。

とにかく単語カードを使って”学習”する時間をつくることを意識しましょう。寝る前の5分でもお昼休憩の5分でもいいです。とにかくちょっとした時間をうまく使って習慣的に単語カードを使って学習することが大切です。エビングハウスの忘却曲線というのを聞いたことはありますか?彼によると、覚えてから20分で約半分を、1日経ってしまうと約70%は忘れてしまいます。「全然覚えられない」と嘆くのではなく、このことをうまく活用して戦略的に覚えていきましょう。例えば単語カードを作成したら、その日の夜寝る前に見直し、次の日も1度は見直す。そうすることによって覚えた単語がどんどん増えていくはずです。

以上が単語カードの効果的な使い方です。便利なツールを使ってどんどん覚えていきましょう。

 

ライザップイングリッシュ


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